2004年11月5日金曜日      
[題名]・・・包丁が足に刺さる       
[場所] さどおけさ       [状況] まっ縦に刺さる・・・。        
[傷サイズ] 足の左足親指2針              
[傷の質] 刃先が貫通     [受傷時間] 18時ごろ        
1日目 今日はお客さんが少ないな〜と思ってたところようやくお客様に来ていただいた。そしてお造りを2人前注文を受けて造ってちょいっとよそ見したところ視界の端に光物が落ちていくのが見えた。危険を察知して右足を瞬間的に引いたけど鈍痛がある?よく見るとあり得ない光景がそこにはあった。光物は思ってた通りに包丁でそれがまっ縦に左足の親指付近に刺さっている・・・。すぐ抜いたけど抜く感覚がありかなり深く刺さったみたい。すぐに靴下は鮮血で染まり大量出血。すぐに靴下を脱ぎ親指根元にゴムをでしばって止血を施す。こうなるともう仕事どころではない・・。ゴムで縛ったので血は止まった、血をふき取り患部を探す(血だらけでわかりにくい)爪の根本の近くにぱっくり割れた患部発見!すぐ絆創膏で保護。さてどうするか考えてみた(冷静ではいられない)いつものアロンアロファーでだめっぽいし・・。「縫ってもらった方がいいのと違う」と言われ病院に行くことにした。とりあえずお客さんはどんどんきていただいてたので、注文はさばくゴムで縛った指はしびれてきて麻痺してきた。嫁はんに向かいに来てもらいしかも四日市市立病院にも電話入れてくれてた。自分担当の注文をさばいたので病院へ。時間外だったので救急のほうへ行き、受付をすませて待合室へ。そこには数人の人が、一人はベンチで横になっててかなり気分悪そう(なんか移りそうな雰囲気)電話入れてあったからか数分で名前を呼ばれて第一診察室へ。「どうされましたか」と若いめの先生「包丁を落としまして足に刺さりました」絆創膏ととって患部を見てもらう。「一度レントゲン撮ります」と言われてレントゲン室へ・・。撮っていただいてからまた診察室へ。「骨には異常はありません」それを聞いてほっとした。骨が切れててもおかしくない位置だったし。今度は処置室へ。「ベッドに上がってください」血が出てもいいように、吸水シートみたいなやつの上に左足を乗せる。上半身は起こした状態。左足親指の先をさわり「感覚ありますか?」「ゴムを巻いててしびれてるので感覚ないっす」「そうだった、ゴム巻いてるもんね」とはずしにかかってたけどなかなかとれないみたいだから自分で取ろうとすると「大丈夫大丈夫休んでて」・・。ようやく取れた。このとき血の巡りがよくなって、一気にピューと噴出すのかと思ったけどそれはなかった。「後ろへ寝てください」(ちょっと作業を見てみたい気もあったけど)傷口を消毒しているのかしきりに脱脂綿で拭いている。この時は押さえつける力で痛みが走ってた。「ちょっとしみますよー」って今のやってたやつと違うの??今度はアルコール系なのか傷口周辺を拭かれた時はめっちゃ痛い。額に脂汗噴出!これを見てた優しい看護婦さんがすかさずティッシュペーパーを手渡してくれる。そして今度ついに麻酔を打つらしい・・。まず親指付け根内側から・真ん中・外側と3箇所。3回の激痛、脂汗大噴出。「麻酔効いてくるまでちょっとおきます」ちょっと経ってから「またしみますよ〜」痛みに耐えるため手に凄い力が入る。足先でなんかやっているみたいだけど全然感覚なし・・・。「今麻酔打っているけど痛くないですか」「全然痛くなく感覚もありません」「よく麻酔効いてるみたいやね〜」よく効いてるらしい、ちょっと焼酎飲んでたから心配だったけど・・。足に青いビニールをかぶせて(よく手術とかで使う真ん中丸くあいてるやつ)縫合開始。何をやっているのか全然わからない・・。数分経ち縫合終了!「2針縫いました!」2針・・・・ってよくわからないけど、5針とか縫ったとか人との話でよく聞くけどたいしたことないんかな?看護婦さんに後の処理をしていただいて包帯ぐるぐる巻きに。「明日また来ていただくことになりますが何時がいいですか」「ん・・・・」「12時頃一番すいてますけど・・」「じゃ12時で」と予約券となるものをいただいた。くすりは化膿止めの飲み薬。「痛み止めいりますか」との問いに「いりません」と答える。めちゃくちゃ痛くなかったのでいいかなと・・。「今麻酔効いてるから痛くないけど切れたら痛むかもよ」との脅しにちょっとびびったけど「まぁそのときはバファリンとか頭痛薬のんでもらってもいいですよ」とのことだった。丁重にお礼を言ってまた仕事へ。診療費は3割負担で5000円でした。生まれて初めての麻酔でしたが打った後の痛みのなさにはかなり驚いた。この時は医療ってすごいんだなぁと感動を覚えました。処置をしてくれたお医者さんには大感謝でした。
2日目 朝痛みがあれば市場のバイト休むつもりだったけど、いけそうだったので行ってみた。長靴はブカブカのやつがあったのでそれで傷口には当たらないし、足を若干引きずって歩く感じにはなったけど。途中誤って台車の車輪蹴飛ばしてしまった時は痛かった〜。仕事終了して靴履き替えると靴下に血がにじんでいた・・。12時過ぎに病院へ12時の予約だったけど8分遅れで救急の方で受付して待合室へ。なかなか順番回ってこず(救急なので症状の重いひとからの順番になる)結局呼ばれたのは13時・・。診察室へ入っていくと今日は女医さん!(ウェーブライダーの○絵さんもこんな感じでやってるのかとか想像したりして)診てもらったら「傷口はきれいなんで絆創膏でいいですよ!」意外と早く治りそうなんかな♪今日は消毒薬をもらって\400也 夜になって一つ気づいた点が・・親指の裏側から出血してるのを発見!海でふじつぼを踏んだような跡がある・・・。心当たりは一つしかない刺さった包丁の先が出たあとに違いない・・。ということは祝・貫通式完了?!急に痛くなってきた・・。
4日目 今日は普通診療の日で一般外来での受診。昼頃が一番空いてるかと思い11時過ぎに行って見た。すごい人の多さ15年ぶりのここでの受診。なんとか外科にたどり着き、診察券をだしてひたすら待つ・・。本を持ってこようと思ってたのに忘れてきたのでまじ暇!ようやく12時頃に診察に呼ばれた。傷口を見せて消毒してもらいガーゼをあてて終了。「金曜日に抜糸ですね」ってことだった。それまでは化膿させないようにしなければ(こんな深い傷は経験したことないし)
5日目 なんか足先が痛む・・・傷口ではない。よく見てみると穴が2つ、麻酔した跡しっかり穴空いてる。麻酔しているときの注射だから思いっきりやったに違いない!傷口より麻酔跡のほうが痛いなんてどうなん?
まるっと一週間目 ついに来た抜糸日。今日はバイトだったので終了してから病院最終の11時半ちょい前に受付した。この前忘れたウインドの雑誌3冊はしっかり用意、いくら時間かかってもよろしいよん。もっと時間かかると思ってたけど12時に呼ばれて診察室へ・・。今日のお医者さんはいい男系。靴下ぬいでベッドへはさみを手にひもをチョキ!とともにチクッとした。今から痛いのが来るぞっと身構えてたら、「もう終わりましたよ」ってもう終わったんかい!なんかすごく拍子ぬけ、もっともっと痛いと思ってたのにたいしたことなかった。「ウインドサーフィンするんですけど海に入っても大丈夫ですか?」と聞いてみたら「大丈夫ですよ」との声に一安心♪刺さったけどたいしたことなく感謝でした。
グロ画像or汚画像につき注意!